一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
レインズ
レインズ 【英】Regional Acidification Information and Simulation Models [略]RAINS
解説
ヨーロッパにおける越境大気汚染(酸性雨など)の輸送に関するシミュレーションモデル。
1984年、国際応用システム解析研究所(IIASA)により、モデルの構築が行われた。これは、長距離越境大気汚染条約(1979)に基づくオスロ議定書(1994)をめぐる各国間の交渉をサポートする科学的なツールとして扱われ、削減目標を決定する際に大きな影響力を及ぼした。環境改善目標、汚染物質削減のための費用、汚染物質の排出とその影響、その他経済成長などを入力し、予測している。
なお、輸送モデルの開発や評価は米国を中心に行なわれている。米国酸性雨評価計画(NAPAP)では、詳細な化学反応モデルを組み込んだ物質輸送・変質モデルとしてRADM(Regional Acid Deposition Model)が開発された。このほか、ADOM(Acid Depositin and Oxidant Model)やSTEM(Sulfur Transport Eulerian Model)などが有名。
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関連Webサイト
- Air Pollution (TAP):http://www.iiasa.ac.at/rains/index.html
- RAINS databese:http://www.iiasa.ac.at/rains/databases.html?sb=9