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リハビリテーション(自然) 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

リハビリテーション(自然)

リハビリテーション   【英】Rehabilitation  

解説

一般には障害者などの社会復帰をさすが、自然保護政策・生物多様性の保全では破壊された自然・生物の回復・復元(Restoration)の意味でも用いられる。特に、野生動物を一時的に収容して、野生復帰の訓練を行うことの意味で用いられることが多い。

たとえば、インドネシアのカリマンタン島やボルネオ島に生息するオランウータンは、不法伐採や密猟などにより、急速にその生息数が減少している。特にペットとしての密猟、密輸は絶えず、日本でも1999年に大阪のペットショップで密輸された4匹の子供のオランウータンが発見されている。こうしたオランウータンは、現地のリハビリテーション施設に戻され、餌のとり方などの訓練を経た上で、野生に復帰しているが、子どもの頃に人間に捕獲されたものの野生復帰は困難なことが多い。

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