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オニヒトデ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2022.09.08

オニヒトデ

オニヒトデ   【英】Crown-thorn Starfish  

解説

棘皮動物門・ヒトデ綱・オニヒトデ科。インド洋と西太平洋に分布する。日本では紀伊半島以南に分布する。サンゴ食のヒトデで、直径は最大60cm、通常は30-40cmになる。体表に大きな鋭い有毒の棘を多数持つ。柔らかい袋状の胃を体外に出して消化液を分泌し、サンゴのポリプを食べる。

1960-80年代に世界的に大発生し、日本でも沖縄県をはじめとして各地のサンゴが被害を受けた。国、県、市町村が大規模な駆除事業を行ったが、結局餌となるサンゴを食べ尽くしたために大発生は収束したと考えられている。沖縄島周辺や奄美諸島では現在も高密度集団が観察され、市町村やボランティアによる駆除が行われている。

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