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ゲンジボタル 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ゲンジボタル

ゲンジボタル   【英】Firefly  

解説

コウチュウ目ホタル科。青森を北限として本州、四国、九州に分布する。成虫は通常6-7月に発生する。

メスは交尾後、流水のそばのコケに産卵する。孵化した幼虫は水の中に入り、カワニナ(巻貝の一種)を食べて成長し、翌春、上陸し土中でさなぎになる。

国の天然記念物に指定されている生息地が10カ所もあるなど、自治体により保護されている地域も多い。西日本と東日本の個体群は発光習性に違いが見られ、遺伝学的にも異なる。農薬の使用と河川改修等のため急速に減少したが、近年では復活しつつある所が多い。各地で生息地の保全事業や再導入が行われているが、異なる地域の個体群を放流しないよう留意が必要である。

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