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サプライチェーン排出量 環境用語

作成日 | 2018.11.13  更新日 | 2018.11.13

サプライチェーン排出量

サプライチェーンハイシュツリョウ   【英】Supply Chain Emissions  

解説

事業者が行う原料調達・製造・物流・販売・廃棄等の一連の流れをサプライチェーンと呼び、それらのプロセスから発生する温室効果ガス排出量の総和のこと。Scope1(直接排出量:自らの工場・オフィス・車両など)、Scope2(エネルギー起源間接排出量:電力など自らが消費したエネルギー)、Scope3(その他の間接排出量:当該事業者の活動に関連する他事業者の排出)から構成される。

国内事業者のScope1とScope2排出量の総和は日本における事業活動に伴う温室効果ガス総排出量に該当するが、サプライチェーン排出量の総和にはScope3を含むことから温室効果ガスの排出量が重複してカウントされうるので、日本全体の排出量より大きくなることに留意する必要がある。

一方、サプライチェーン全体において、排出量や排出削減のポテンシャルが大きい段階が明らかになり、事業者が効率的な削減対策を実施していくことが期待される。(2018年5月作成)

サプライチェーン排出量削減のイメージ(出典:環境省)
【図】サプライチェーン排出量削減のイメージ(出典:環境省)

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