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セレン 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

セレン

セレン   【英】Selenium  [略]Se  

解説

原子番号34、原子量78.96の非金属元素。多くは硫黄化合物中にセレン化合物として少量含まれて産出される。

単体のセレンには数種の同素体(無定型セレン、結晶状セレン、金属状灰色セレンなど)があり、その光伝導体、半導体などの特質を利用して、整流器、太陽光電池、乾式複写機の感光ドラムに用いられる。

無機化合物には酸化数が-2、+4または+6のものがあり、その用途には赤色顔料の原料、ゴム添加剤、ガラスの着色剤などの用途がある。

なお、セレンの代謝ではメチル化と還元が重要な役割を果たす。セレンは、家畜では必須元素とされるが、人に対しては判然としない。セレンの慢性中毒では、顔面蒼白、消化器障害、神経過敏症、呼気ニンニク臭などの症状を示す。

なお、水質及び土壌の環境基準水質汚濁防止法(1970)の排水基準などが設定されている。

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