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コミュニティーフォレストリー 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

コミュニティーフォレストリー

コミュニティーフォレストリー   【英】Community-Forestry  [同義]住民林業  ソーシャルフォレストリー  社会林業 

解説

森林管理手法のひとつで、森林の管理を地域住民の参加によって行い、そこで得られる利益などを住民に分配するという方式。イギリスのジャック・ウェストビーなどが提唱した。

FAOは、1987年から地域住民の森林及び管理能力を強化することを目標に、「森林、樹木、人々の計画(FTPP:Forests, Trees, and People Program)」というプログラムを実施しており、125カ国に及ぶ1万以上もの機関や個人が支援を受けている。

国際開発援助の分野では、「社会林業ソーシャルフォレストリー)」として、住民参加型の林業により、地域経済の安定と自然・生物多様性の保全を両立する手法がとられており、「コミュニティーフォレストリー」とほぼ同義に用いられることが多いが、より地域社会の参加を強調する意味から、最近では「コミュニティーフォレストリー」の方が多用される。また、地域住民の主体的な森林管理と収益保証を強調した「住民林業」もある。

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