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ドバト 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2019.06.27

ドバト

ドバト   【英】Feral Pigeon  

解説

ハト目ハト科。ユーラシア大陸に生息するカワラバトを人が飼い慣らして家禽化したもので、日本には奈良時代に持ち込まれたと言われている。人に飼われていたものが逃げだして野生化し、現在では日本全国に分布している。常に群れで行動し、木の実や草の芽など植物性のものを好んで採食するが、公園、駅周辺などでは人の給餌に依存している。

近年、駅や公園、団地のベランダ等が、集まったドバトのフンや羽毛で汚染されたり、それらが原因でオウム病やアレルギー疾患になるなどの被害が報告されるなど、各地で問題化している。環境省では2001年3月にドバト被害防止のパンフレットを発行し、個体数増加要因となる給餌の自粛を訴えている。

ハト類は、子育てにピジョンミルクと呼ばれるそ嚢(食道と胃の間の膨らんだ部分で食べ物を一時的に貯蔵する場所)の壁面を溶かしてつくるミルク状の分泌物を利用するため、早春から初冬までほぼ一年中繁殖をおこなうことが可能である。

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