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遺伝的多様性調査 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2015.01.22

遺伝的多様性調査

イデンテキタヨウセイチョウサ   【英】Genetic Diversity Survey  

解説

自然環境保全基礎調査」(環境省)の中の「生物多様性調査」の一角を成す調査。生物多様性の一側面である「種内の多様性」を把握し、絶滅のおそれの度合いの評価、地域個体群の遺伝的特性の評価などを行うことを目指す。これまで、約40種の動植物について遺伝子解析による多様性把握のケーススタディが行われた。

例えば、ゲンジボタルでは、これまで中部山岳地域を境として東西で発光間隔や産卵に関する習性に違いがあることが知られていたが、本調査における遺伝子解析の結果、遺伝的には全国6つの地理的集団に分かれることが明らかにされ、遠距離の移動や移入に際して注意が必要であることが示唆された。(2014年7月改訂)

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