一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 指標生物

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2014.02.25

指標生物

シヒョウセイブツ   【英】Indicator Species  [同義]環境指標種  指標種 

解説

生態学的によく研究され、生息できる環境条件が限られていることが判明している生物を指標生物、もしくは環境指標種という。単に指標種と言われる場合もある。

生物は、それぞれが生息環境に適応することで、多様な生態系が分化し、繁栄してきた。特に生息できる環境が限られ、かつ、環境の変化に敏感な性質を持つ種を選定し、その分布状況等の調査をすることによって地域の環境を類推・評価することができる(生物指標)。

環境省が実施している自然環境保全基礎調査のうち「環境指標種調査(身近な生きもの調査)」では、居住地周辺の自然環境の動向を表わす種(環境指標種)の分布状況を調査している。

例えば、タンポポは昔から日本に生えていた在来の種と、明治時代にヨーロッパから持ち込まれた外来の種がある。これらは花やツボミの形などで比較的容易に識別することができる(ただし、近年は雑種タンポポの増加も指摘され、即断できないケースもある)。それらの分布状況を調べることで、周辺環境の都市化の程度などを知ることができる指標として使われる。また、木の幹などに張り付いているセミの抜け殻も見つけやすく、かつ形や大きさでセミの種類の識別もしやすい。見つけた抜け殻の種類や数を較べることでその土地の環境を評価することができる。

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