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地産地消 環境用語

作成日 | 2007.05.10  更新日 | 2009.10.14

地産地消

チサンチショウ  

解説

「地域生産、地域消費」の略語。地域で生産された農林水産物等をその地域で消費することを意味する概念。1980年代初頭に農林水産省が生活改善運動を進めるなかで用いた言葉とされている。当時、栄養不足の改善に向けた不足栄養素等の地域生産奨励運動とともに、余剰米の削減に向けた減反政策促進の一環などとして推し進められたことに端を発する。

近年になって、食品に対する安全・安心志向の高まりや食料輸送等による環境負荷の軽減(フードマイレージの低減)など面で注目されるようになり、当初の意味合いとは異なって伝統的な農産物や食文化の復権といった意味合いで用いられるようになってきている。土地の食材がそこに住む人の健康にとってよいという「身土不二」の思想や、イタリアの食文化保存・復権運動であるスローフード運動などと関連して用いられることも多い。

農水省では、2005年度より地産地消推進検討会の開催や地産地消推進行動計画の策定促進などを通じて、各地で広がる地産地消運動の側面支援等を行っている。

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