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化石賞 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2019.12.19

化石賞

カセキショウ   【英】Fossil of the Day  [同義]本日の化石賞 

解説

地球温暖化対策に前向きな取り組みを見せない国に対して、NGOがバッドジョークとして与える不名誉な賞。1999年のCOP5(ドイツ・ボン)において始められ、以来、恒例のセレモニーとして、継続的に実施されている。気候変動問題に取り組んでいる世界のNGOのネットワークであるCAN(気候変動アクション・ネットワーク)が、会議の会期中、各国の交渉に臨む姿勢を毎日評価し、地球温暖化防止交渉にマイナスな発言をした国など「本日の化石賞」に選定し、公表している。

「化石」とは化石燃料を指すとともに、化石のような古い考え方との揶揄も入っている。過去の代表的な受賞国は、オーストラリア、ロシア、カナダ、サウジアラビア、日本。日本は、COP5で初受賞して以来、何度か受賞している。2005年のCOP/MOP1では、森林吸収量と2013年以降の取り組みの議論に関して受賞した。

なお、2000年のCOP6(オランダ・ハーグ)では、初日にブッシュ米国大統領が京都議定書不支持を表明したことを受け、アメリカ合衆国に対して、「Fossil of the century(今世紀の化石賞)」が授与された。

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