一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

木くず 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

木くず

キクズ   【英】Waste Wood  

解説

一般用語としては廃材のことであるが、廃棄物処理法では、特定業種から排出される廃木材のことで、産業廃棄物である。排出源として指定されている特定業種は、建設業、木材・木製品製造業、家具・装備品製造業、パルプ紙・紙加工品製造業の4業種。それ以外の産業から排出される廃材は、すべて一廃となる。

木材関連工業から排出される廃木材には、間伐材、製材残材や端材があり、さらに鋸くず・木皮・チッパーダスト・鉋くずなどがある。建設業から排出されるのは、建物の解体や建設工事に伴って発生する廃木材や梱包用木枠・パレットの廃損品などで、内装建材、不用家具、枕木、電柱、港湾廃材などを含んでいる。

建築廃材は破砕してチップ化する。角材や板をチップ化したものは、製紙用パルプ材、パーティクルボードの原料になり、牛糞の醗酵促進剤にも使う。合板類はボイラー燃料になる。ダストやオガ粉は、家畜の敷料や木炭製造用に利用する。

薬剤・塗料・油等で汚染されたものは、用途がなく焼却処理される。

なお、建設リサイクル(2000)は、解体工事、新築工事において生じる廃棄物を、建設廃材、コンクリート、アスファルトなどに分別解体するなどを通じてリサイクルすることを定めた。これにより、一定規模以上の工事において、発注者・受注者はリサイクルが義務づけられている。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト