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電気集じん機 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

電気集じん機

デンキシュウジンキ   【英】Electrostatic Precipitator / Cottrell Precipitator  [同義]コットレル集じん機 

解説

電気集じん機は、ガス中に浮遊する微細な粒子や液体のミストなどを静電気力を利用して除去する装置。開発者の名前から、コットレル集じん機とも呼ばれる。

コロナ放電を利用して排ガス中の粒子に荷電を与え、この帯電粒子をクーロン力によって集じん極で補集し、分離するもので、通常、負極が放電極、正極が接地された集じん極となる。

原理的に低い圧力損失で微細な粒子まで高効率で捕集が可能であり、火力発電所など大容量発生施設に広く用いられている。

この装置は高電圧を使用するため、初期建設コストが高いが、構造が簡単で、可動部分が少ないため保守・点検が容易である。排ガス中で乾燥したままの状態で捕集・集じんする「乾式」と、集じん室に水を噴射したり、集じん極の表面に注水する「湿式」とがある。

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