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複層林施業 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

複層林施業

フクソウリンセギョウ   【英】Multi-Storied Forest Management  

解説

複層林の持っている林業上の長所(立体的に空間利用するため太陽光線をより高度に利用でき樹木の成長量の増加が期待できる。常に樹冠層が形成されているため、雑草の繁茂が少なく、また下刈り作業等は林内で行うこととなり、労働強度が軽減される等)を生かして森林を扱う施業法をいう林業用語。皆伐の欠点を避ける施業として以前は非皆伐施業と言われていた。複層林に様々なタイプがあるように、複層林施業は幅広い多様なものがある。例えば、複層状態の継続性から見ると、常時複層林の維持を求めるものから、一次的に複層林の形成を求めるものまである。また、上層木(成熟した木)、下層木(若い木)の配置方法から見ると、同じ空間に上層木と下層木を配置させる方法と群状や帯状に上層木と下層木を相互に組合わせるものがある。いずれにしろ、複層林施業においては、上層木あるいは下層木のいずれかは植栽等された林業目的の樹種である。

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