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Issued: 2018.03.22

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 近年、持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定の採択を受け、脱炭素社会や循環型社会の構築、生物多様性の確保といった環境問題の様々な分野において、自ら積極的な取組を進める企業が増えています。環境対策は企業経営の足を引っ張るものではなく、むしろ環境という要素を取り込まなければ企業経営が成り立たない、という考えが世界の潮流となっています。...

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作成日 | 2009.10.14 更新日 | 2009.10.14
メチル・ターシャリー・ブチル・エーテル
メチルターシャリーブチルエーテル   【英】methyl tertiary-butyl ether   [略]MTBE   [同義] メチル-t-ブチルエーテル  2-メトキ-2-メチルプロパン 
 解説 |
常温では無色透明な強臭液体で、水に溶けやすく、溶解した飲料水は不快な臭いと味を呈する。略号はMTBE、化学式:CH3OC(CH33)。
工業的には、オクタン価向上剤(アンチノック剤とも呼ばれる)として自動車ガソリンに添加される。オクタン価とは、ガソリンのエンジン内におけるノッキングの起こりにくさを示す尺度のことで、オクタン価が高いほどノッキングが起こりにくい。日本ではJIS規格で、レギュラーガソリンがオクタン価89以上、ハイオクガソリン(高オクタン価ガソリン、正式な名称はプレミアムガソリン)がオクタン価96以上と決められている。かつてはアルキル鉛がオクタン価向上剤として使われたが、環境や健康上の問題から使用禁止となった。その後、1991年に日本ではMTBE(オクタン価117)配合のハイオクガソリンが登場した。
米国では、1990改正大気清浄法(CAA)が大気汚染の深刻な地域で含酸素ガソリン(酸素含有量を重量比で最低2%以上となるようにし、燃料の完全燃焼をねらった)の使用を規定したことから、MTBEをより高濃度(10%程度)に添加した含酸素ガソリンが販売されるようになった。しかし、MTBEによる大気や地下水を含む水質の汚染がみつかったこと、またMTBE自体に発ガン性の懸念があることから、カルフォルニア州などはガソリンの酸素含有量を高めるためにMTBEを使うことを禁止している。さらに、2005年エネルギー政策法により1990改正大気清浄法の酸素含有量の規定が廃止されたことから、多くの石油メーカーは2006年中にMTBEのガソリンへの添加を中止する計画である。
なお、日本でも2001年末にMTBEの生産が自主的に中止され、石油元売り大手4社は同年にMTBEのガソリンへの添加も中止している。
 この解説に含まれる環境用語 |
  地下水
  大気汚染
  アルキル鉛
 この環境用語のカテゴリー |
  公害問題大気
  公害問題水質汚濁
  健康・化学物質健康・化学物質

 関連Webサイト |
  EPA > Methyl Tertiary Butyl Ether (MTBE)
http://www.epa.gov/mtbe/
  地下水中のMTBE(メチル・ターシャリー・ブチルエーテル)存在状況調査結果について(平成13年8月6日環境省報道発表)
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=2779
  環境保健クライテリア
http://www.nihs.go.jp/DCBI/PUBLIST/ehchsg/ehctran/syoyaku/206.pdf
  MTBEの脅威?(市民のための環境学ガイド)
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/MTBE.htm
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