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ひも付き援助 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2009.10.14

ひも付き援助

ヒモツキエンジョ   【英】tied loan  [同義]タイド援助 

解説

ひも付き援助とは、援助受入国に対し、給与国が行うプロジェクトに対する資材や役務等の調達を限定、要求する援助形式。「タイド援助」とも呼ばれ、その逆を「アンタイド援助」と呼ぶ。現在では途上国に対する先進国の側での市場開放の重要性が求められている。

DAC開発援助委員会=Development Assistance Committee)でも2001年5月、後発開発途上国(LDC)向けのODAのアンタイド化をすすめる勧告を採択し、同勧告は2002年1月に発効した。勧告が適用されるのは、技術協力、食糧援助と投資関連技術協力(IRTC)を除く、無償資金協力及び有償資金協力である。これら援助における各国のアンタイド化の努力がバランスのとれたものとなるように、モニタリングを行い、報告をまとめることにより各国のアンタイド化に向けた努力を促進していくことが合意されている。

日本のアンタイド化の実施状況は、2003年約束額ベースで、LDC向けODAでは65%、二国間ODA全体(技術協力と行政経費を除く)では96.1%となっており、勧告の要求を満たしている。

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