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コクチバス 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

コクチバス

コクチバス   【英】Smallmouth Bass  [同義]スモールマウスバス 

解説

スズキ目サンフィッシュ科の淡水魚オオクチバスと同様にブラックバスとも呼ばれる。体長は30-50cm。

北米原産の移入種。1991年に長野県野尻湖で確認されたのが最初である。その後、釣り人や釣り関係者の密放流によって分布域が拡大。2000年に全国内水面漁業協同組合連合会が行った調査では、秋田県から宮崎県までの27都県で生息が確認された。

魚食性が強い肉食性。オオクチバスと異なり、流れを好み、渓流の冷水域にも生息できるため、オオクチバス以上に分布の拡大が想定される。このため、在来生態系へのより大きな影響が懸念されている。現在、多くの県の条例で移植放流が禁止され、新潟県、岩手県、埼玉県、山梨県、群馬県では内水面漁場管理委員会指示により生きた状態での再放流(リリース)が禁止されている。さらに、滋賀県の琵琶湖では県の条例として初めて再放流の禁止を決定し、これを2003年4月から施行している。

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