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新型転換原型炉ふげん 環境用語

作成日 | 2016.09.30  更新日 | 2019.07.04

新型転換原型炉ふげん

シンガタテンカンゲンケイロフゲン   【英】Prototype Advanced Thermal Reactor Fugen  [同義]ふげん 

解説

敦賀市北西部の敦賀半島に位置する、プルトニウムや回収ウラン、MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)などを使用する重水減速沸騰軽水冷却圧力管型炉の実用化のための原型炉。

その発電方式が沸騰水型原子炉(BWR)と類似していることなどから、それまでの技術や経験が役立つとして開発がすすめられ、1978年11月には、定格出力を達成している。

しかし、原型炉からのさらなる開発については、電気事業連合会からその経済性への懸念などを理由に見直しが要望され、原子力委員会(当時)は、1995年8月に実証炉開発の中止を決定した。

ふげんは、2003年3月に運転を終了し、その名称も、「新型転換炉ふげん発電所」から「原子炉廃止措置研究開発センター(略称:ふげん)」に変更し、現在、原子炉廃止措置の研究開発施設となっている。(2016年6月作成)

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