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ネット・ゼロ・エネルギー・ビル 環境用語

作成日 | 2017.09.19  更新日 | 2017.09.19

ネット・ゼロ・エネルギー・ビル

ネットゼロエネルギービル   【英】Net Zero Energy Building  [略]ZEB  [同義]ZEB 

解説

環境負荷の低減と持続可能な社会の実現およびエネルギー・セキュリティの向上を目的に、ビルにおける一次エネルギー消費量を、省エネ機能の向上や再生可能エネルギーの活用などの創エネにより削減し、年間を通した一次エネルギー消費量を正味でゼロまたは概ねゼロにするビル(ZEB)を指す。我が国の低炭素社会構築に向けた重要な取組みであり、経済産業省・国土交通省・環境省のZEB普及ロードマップによれば、特定の建物については2020年を、一般の建物については2030年を目途とした実現を目指している。

省エネの主な対象は、断熱、ヒートポンプ、LED、空調、エネルギーマネジメント(管理)システムであり、創エネの主な対象は、太陽光、地熱、バイオマス、雪氷熱などの再生可能エネルギーとコジェネレーションシステムである。環境省の平成28年度補助事業の対象となったビルの例は、室内環境の質を維持しつつ、50%以上の省エネを満たしたうえで、再生可能エネルギーなどの創エネにより、ネット・ゼロ・エネルギーを目指している。なお、省エネ措置の届出等は、平成28年4月より、平成27年7月に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(通称:建築物省エネ法)」によっている。(2017年8月作成)

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