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マイクログリッド 環境用語

作成日 | 2018.04.17  更新日 | 2018.11.16

マイクログリッド

マイクログリッド   【英】microgrid  [同義]地域分散エネルギー制御 

解説

マイクログリッドは、1999年に米国のCERTS(The Consortium for Electric Reliability Technology Solutions:電力供給信頼性対策連合)によって提唱された、地域分散エネルギー制御構想のこと。分散型エネルギーソース、電力貯蔵システム、電力負荷をネット―ワークにより構成することで、電力系統から独立して運用可能となる。さらに、電力系統はもとより他の「マイクログリッド」集合体との連系を図ることで、再生可能エネルギーが持つ変動を補償することを目的とする。

需給バランスの調整機能、供給電力の品質保証(電圧、周波数、各種変動など)の可能性などから、注目を集めているが、規模や形態などまだ厳密に定義されておらず、供給能力も数十kWから数MWまで、離島などでの電極供給から、自然変動の大きな再生可能エネルギーの大量導入を目的のするものなど多様な状況である。

マイクログリッド導入の意義は、さまざまであるが、(1)自然変動電源の不安定性を低減し再生可能エネルギーの導入を促進する、(2)電源の分散設置や自立運転によるセキュリティーの向上、(3)離島や未電化地域などでの電力供給体制の整備、(4)新たなビジネスチャンスとしての地域振興効果 などが挙げられている。(2018年5月改訂)

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