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高速堆肥化 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

高速堆肥化

コウソクタイヒカ   【英】High-Rate Composting  

解説

有機性資源を発酵させ、短期間で堆肥化する技術。1990年代から注目されてきた。「堆肥化」とは、有機質を微生物の作用により好気性条件下で分解し、発酵分解に伴う発熱によって有害細菌を死滅させることで、衛生で安全なものに変換して肥料にすることをいう。農家が野積みと切り返しを繰り返し、時間をかけて行ってきた堆肥づくりを機械的に効率化・高速化したもので、生ごみなど有機性廃棄物の処理技術として応用されている。ただし、重金属が含まれる場合などには、安全性のチェックを必要とする。

自治体によっては、生ごみを分別収集し、大型の高速堆肥化装置を使ってコンポストを生産しているが、家庭ごみ重量の3分の1を占める生ごみの減量のために、補助金を出して家庭用「生ごみ処理機」や「生ごみ消滅機」などの普及を促進する自治体が増えている。

「生ごみ処理機」には、バイオ式、温風等による乾燥減量型、土壌微生物の働きを利用するコンポスターなどがある。

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