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三点比較式臭袋法 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2022.09.07

三点比較式臭袋法

サンテンヒカクシキニオイブクロホウ   【英】Triangle Odor Bag Method for Odor Sensory Measurement  

解説

臭気濃度の判定を行なうために用いられている官能試験法のひとつで、1973年に東京都公害研究所(当時、現東京都環境科学研究所)の石黒辰吉らによって、アメリカの規格によるASTM注射器法を改良して開発された測定法。

1995年の悪臭防止法(1971)の改正により、臭気指数による悪臭規制制度が導入されたが、この改正法の施行にあたり、同法に根拠を持つ測定法として採用された。

「オペレーター(パネルを用いて臭気指数等の測定を行う者)」は3個のにおい袋を用意し、2個には無臭の、1個には臭気試料を入れて、6名の「パネル(嗅覚を用いて臭気の有無を判定する者)」により臭気の有無を判定させる。

すべてのパネルが不正解になるまで希釈倍数を増し、繰り返し実施することにより、臭気濃度を計量する方法である。

なお、環境試料と排出口試料では、希釈など測定方法は大きく異なっている。(2022年6月改訂)

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