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室内空気汚染 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

室内空気汚染

シツナイクウキオセン   【英】Indoor Air Pollution  

解説

室内における暖房機器の長時間使用により、外気よりも室内の方が窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質濃度が高い状態をいう。

近年、暖房が冷暖房対応の空調機に置き換わったこと、家屋の気密化が進んだことの結果として、室内空気の汚染原因物質が燃焼機器から発生するNOxなどの汚染物質から建材、家具などから発生するホルムアルデヒドなどの有機化合物へと変わってきている。ホルムアルデヒドは建材の床材(フローリング)や壁地下、押入等のベニヤ、一般家具や作り付け吊り戸棚などのMDF(中比重ハードボード)などの木材チップ製品、塗料、各種接着剤などがその発生原因として考えられている。また、シロアリの被害から住宅を守るために用いられるクロロピリホスも室内空気汚染を起こす原因となる。これらの化学物質によって、シックハウス症候群が引き起こされる可能性があることが報告されている。なお、欧米の石造家屋では石材に含まれるラドン(放射性物質)による室内空気汚染が問題となる場合がある。

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