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生物多様性センター 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2015.01.22

生物多様性センター

セイブツタヨウセイセンター   【英】Biodiversity Center  

解説

生物多様性に関する研究、情報提供、教育など行う機関、または建物のこと。従来、大学や政府の生物学・生態系研究機関あるいは環境研究所等が各国に設置されてきたが、生物多様性への注目が高まるにつれ、「生物多様性センター」を設立するところが増えてきた。

日本では、生物多様性施策の推進、世界の生物多様性保全への積極的な貢献を図るための中核的施設として、1998年に山梨県富士吉田市に環境省の出先機関として設置された。

ここでは、(1)自然環境保全基礎調査をはじめとする各種調査の企画・実施、(2)生物多様性情報の収集・管理・提供、(3)文献等資料及び動植物標本の収集・保管、(4)生物多様性保全に関する普及啓発、などの活動を展開している。特に情報提供の面では、生物多様性条約クリアリングハウスメカニズムの日本における総合窓口(ナショナル・フォーカル・ポイント)として登録されており、インターネット等による情報提供を行っている。また、展示室が整備され一般に開放されている。

世界的には、コスタリカ生物多様性研究所(INBio:インビオ)(1989年設立)が有名。日本の国際協力でも、インドネシアにおいて生物多様性保全プロジェクトの一環として生物多様性センターが設立されている。(2014年7月改訂)

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