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世界気候会議 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2012.05.30

世界気候会議

セカイキコウカイギ   【英】World Climate Conference  

解説

世界気候会議は、世界気象機関(WMO)が主催し、10-15年ごと不定期に開催される国際会議。会議では、気候変動に関する重要なアピールが発表されている。

大干ばつや寒波や熱波などの異常気象が及ぼす各国の社会経済に対する深刻な影響を背景に、気候情報の有効活用や気候の影響調査、気候変動の機構解明等に対する世界的な要請が高まった。これを受けて、1974年の国連総会において、気候変動に関する研究の推進がWMOに要請され、79年に第1回世界気候会議(FWCC)が、1979年2月ジュネーブで開催されている。同会議で地球温暖化問題が最初に討議された。また、同会議の提言を受けて、世界気候計画(WCP)が策定された。

1990年にジュネーブで開催された第2回世界気候会議(SWCC)では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書を妥当なものとして評価するとともに、温暖化を中心とした気候変動の予測及び影響評価について、その科学的不確定性を解消するため、気候研究と気候観測システムの強化を図ることとし、世界気候研究計画(WCRP)と地球圏・生物圏国際共同研究計画(IGBP)の強力な推進、全球気候観測システム(GCOS)の構築などが定められた。また、同会議を受けて、同年12月に国連内に「気候変動枠組条約交渉会議」が設けられ、92年の地球サミットにおいて同条約が採択された。

なお、第3回会議は2009年に開催予定。

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