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大規模事故災害防止指令【EU】 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

大規模事故災害防止指令【EU】

ダイキボジコサイガイボウシシレイ   【英】Council Directive 96/82/EC on the Control of Major-Accident Hazards  [同義]セベソII指令 

解説

1996年に採択されたEUの指令。1976年にイタリアのセベソにある化学工場で発生したダイオキシン汚染事故をきっかけに制定されたことから、本指令を「セベソ指令」とも呼ぶ。

1982年制定の特定産業活動による大規模事故災害に関する理事会指令(82/501/EC)を改正したもの。

この指令の目的は、危険物質を伴う大規模災害を予防し、災害が発生した際の人間や環境への危害を最小限にすることにある。

対象となるのは特定の産業活動に従事する者及び一定量の危険物質を保管する者で、対象となる者は安全管理計画及び事故時計画を策定しなければならず、公衆へこの情報を公開しなければならない。

対象となる施設の新設又は改築においては設置場所が加盟国により管理され、交通の要衝、人口密集地からは遠ざけられる。加盟国は対象となる施設を年1回立ち入り調査することになっている。

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