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電子個体識別システム 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

電子個体識別システム

デンシコタイシキベツシステム   【英】Electronic Identification System  

解説

動物の個体を識別するための技術のひとつ。皮膚下などに10mm程度のマイクロチップ(「トランスポンダー」とも呼ばれる)を埋め込み、読み取り機(リーダー)でチップ固有の識別番号を読み取るシステム。

イヤタグ(耳につける識別票)などの外部装着型の個体識別器具と異なり脱落することが少なく、劣化することもないので半永久的に使用できる。動物に与える負担はほとんどない。チップから発生する磁場が弱いため、読み取り機をマイクロチップの50cm以内まで近づけねばならないという欠点がある。

飼い主が捨てたペットが野生化して移入種問題の原因になっているため、愛玩動物にチップを埋め込み登録すれば飼い主を特定することができ、ペットを捨てる行為を防ぐのに役立つとされ、その制度化が検討されている。調査・研究等で野生動物の個体識別にも利用されている例もある。

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