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ホウ素 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

ホウ素

ホウソ   【英】Boron  [略]B  

解説

原子番号5、融点2300℃、沸点2550℃の元素であり、単斜晶系結晶または黄色・褐色の無定形粉末。

地殻中に約10mg/kg、海水中には約4.5mg/L含まれており、植物及び動物の必須元素である。

主な用途としては、鉄合金等の硬さ増加剤、原子炉の中性子吸収剤、ガラスや陶器のエナメル合成、着火防止剤、燃料合成等で、人体への影響として中枢神経障害がある。

また、この化合物はメッキ工場、ガラス工場、電気機器工場、印刷工場等で使用され、その中毒症状は胃腸障害、皮膚紅疹、中枢神経症状等である。

2001年に水質汚濁防止法(1970)が改正され、排水基準に「ホウ素及びその化合物」が追加された。基準値はホウ素10mg/L(海域に排出の場合230mg/L)と定められた。1999年「水質汚濁に係る環境基準」の一部が改正され、人の健康に関する環境基準の項目、いわゆる健康項目に追加されている。環境基準値は、1mg/L以下と定められている。

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