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慢性閉塞性肺疾患 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2015.01.22

慢性閉塞性肺疾患

マンセイヘイソクセイハイシッカン   【英】Chronic Obstructive Pulmonary Disease  [略]COPD  [同義]タバコ病 

解説

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気管支の炎症や肺胞の弾力性の低下によって、肺への空気の流れが悪くなり、呼吸困難を引き起こす病気の総称。慢性気管支炎、慢性肺気腫、気管支ぜんそくなどがこれにあたる。

原因の8-9割を喫煙が占めるため、別名「タバコ病」とも呼ばれるが、受動喫煙、環境汚染、職業上の環境の塵埃(建築現場、鉱山、化学工場など)が原因の場合もある。

『気管支炎』や『肺気腫』のうち、「一秒率」70%以下で、数カ月以上にわたって可逆性に乏しい気道閉塞が認められる状態をCOPDとしている。

初期症状として咳や痰が出るため風邪や喘息と間違われることが多く、遅れて息切れなどの症状が出るが、ゆっくりと慢性的に進行するため重度の呼吸困難に陥るまで気づかないことがある。

なお「一秒率」は肺活量の測定器で測定しながら呼出し、全肺活量に対して始めの1秒間に呼出される割合のことで、肺機能の重要な指標のひとつ。(2014年8月改訂)

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