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ミンククジラ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ミンククジラ

ミンククジラ   【英】Minke Whale  

解説

クジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科に属する種。南北両半球の熱帯から極海氷縁まで広く分布し、沿岸海域や湾内で見られることも多い。主としてオキアミと群集性の小型魚類を食する。通常は単独または2から3頭で行動する。

摂餌のために温帯の低温域から極圏の沿岸または湾内に集まることがあり、南極海の集合群では数百頭になることもある。ヒゲクジラ類では最も個体数の多い種であり南氷洋ミンククジラは約761,000頭以上(1990年IWCで合意)、北西太平洋ミンククジラは約25,000頭(1991年IWCで合意)と推計されている。過去に大規模な捕鯨対象にならなかったこと、競合する大型鯨種(シロナガスクジラ等)が捕鯨により減少し、餌が豊富になったこと等の理由で生息数が急激に増加したものと推測される。現在、本種は日本の捕獲調査(調査捕鯨)の対象となっており、生息数、年齢や性別構成、自然死亡率等についてのデータ収集が行われている。

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