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気候変動枠組条約第23回条約国会議 環境用語

作成日 | 2018.04.17  更新日 | 2018.04.24

気候変動枠組条約第23回条約国会議

キコウヘンドウワクグミジョウヤクダイ23カイテイヤクコクカイギ   【英】The 23th Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change  [略]COP23  [同義]COP23  国連気候変動枠組条約第23回締約国会議 

解説

正式には、国連気候変動枠組条約第23回締約国会議。2017年11月6日から17日まで、フィジーを議長国としてドイツ・ボンにて開催された(あわせて京都議定書第13回締約国会合(COP/CMP13)及びパリ協定第1回締約国会合第2部(CMA1-2)も開催)。

今回の会合では、(1)パリ協定の合意を受け2018年に採択予定のパリ協定実施指針についての検討、(2)同じく2018年から開始される「タラノア対話」のデザイン、(3)グローバルな気候行動の推進、の3点が主な議題となった。

(1)については、一部途上国からの、途上国と先進国との間でパリ協定に基づく取組に差異を設けるべきとの主張とそれに反対する先進国の主張との間に隔たりが見られたが、翌年の採択に向け、それぞれの分野の議論の進捗状況に応じ、各指針のアウトラインや要素が具体化された。(2)については、議長国であるフィジーが、温室効果ガスの削減に関する世界全体の努力の進捗状況を検討するための「促進的対話」を図るための手法として提案したものであり、フィジー語で透明性、包摂性、調和を意味する「タラノア」という用語が使われ、基本デザインが提示された。(3)については、日本を含めた各国やNGOから多くの行動や取組の紹介や提案がなされた。特に、NGOからは石炭火力の新増設や輸出の禁止などが強く主張された。(2018年3月作成)

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