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ABS指針 環境用語

作成日 | 2019.06.25  更新日 | 2020.02.17

ABS指針

エービーエスシシン   【英】Guidelines on Access to Genetic Resources and the Fair and Equitable Sharing of Benefits Arising fro  [略]ABS Guidelines  

解説

「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針(英語表記“Guidelines on Access to Genetic Resources and the Fair and Equitable Sharing of Benefits Arising from their Utilization”)」の略称。2010年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において採択された「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」を締結するための国内措置として2017年5月18日公布された指針である。

財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省及び環境省において検討が進められた。本指針は、提供国法令の遵守の促進に関する措置及び利益を生物多様性の保全等に充てる等の遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)の奨励に関する措置を講ずることにより、提供国等からの信頼を獲得し遺伝資源を円滑に取得できるようにすることで、日本国内における遺伝資源に係る研究開発の推進や提供国法令違反として訴訟提起されるリスクの低減に資するもので、提供国から日本に持ち込まれた遺伝資源の適切な利用を促進することを目的としている。(2019年3月作成)

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