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クマゲラ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

クマゲラ

クマゲラ   【英】Black Woodpecker  

解説

キツツキ科の鳥類。全身黒色で頭頂部が赤く、嘴は黄色。カラス大で日本最大のキツツキ。北海道全域と東北北部(青森県、秋田県、岩手県)に分布する。本州では1978年に秋田県森吉山で初めて繁殖が確認された。

生息には広大な森林が必要。北海道では針広混交林、本州ではブナ林に生息する。営巣木には針葉樹、広葉樹のいずれも利用されるが、北海道ではトドマツが多い。広葉樹や針葉樹の幹に穴をあけ、昆虫の幼虫やアリを食べる。生息数は北海道に500羽程度、本州に100羽程度と推定されている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)とされている。本州の生息地の一つである白神山地ブナ林は1993年に世界遺産に登録された。

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