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イベント情報「島の色 静かな声」上映会&講演会・演奏会 

「島の色 静かな声」上映会&講演会・演奏会 

【カテゴリ】 環境学習 その他(環境学習)

【開催日】2009.01.17

【開催地】東京都


【募集期間】| 2008.11.21〜2009.01.15 【Eco Opera!】
映画「島の色 静かな声」上映会&講演会@立教大学

講師:石垣昭子氏(織物作家)
   石垣金星(音楽家・「西表の未来を守る会」会長)
ナビゲーター:川嶋直(立教大学ESD研究センター)
特別ゲスト:海津ゆりえ(文教大学)

*参加をご希望の方は・・・
esdrc@grp.rikkyo.ne.jpまで、1.ご氏名、2.ご所属、3.連絡先をお知らせください。

「島の色 静かな声」は、沖縄県八重山の西表島で布を紡ぐ女性、石垣昭子氏の登場するドキュメンタリー映画である。監督は「風にきく」で2002年スイスニヨン国際ドキュメンタリー映画祭の特別賞を受賞した茂木綾子氏。音楽家であり昭子氏の夫である金星氏がつま弾く三線の音色が、画面に彩りを添える。
この映画のタイトルに含まれている言葉「色」は橙、蒼、茶など織り成された布の様々な色のことを示しており、その色を生み出す染料のほとんどが西表島の草花など自然素材に取材されている。透明度の高い西表の海で、色とりどりに染められた布が晒され揺らめく様子も実に美しい。明治初期に終焉を遂げる琉球王朝時代まで八重山の織物は首里王府に献上されており、琉球全土の中でも特に美しいとして珍重されていたが、現代では化学染料を使用することが普通になり、染料を落とすための作業で出る排水が汚れてしまう、また後継者が不足しているといった問題が残されている。そのような現状の中、自然の創作物として布を織り続けている昭子氏に、茂木監督は企画書の中で次のような賛辞を送る。
「自然は彼女に語りかけ、色を通して宇宙の神秘を垣間見せているのではないか。目には見えない、言葉では言えない領域からの信号を、糸に、織物の中に吹き込む。そんな、自然の中に存在する純粋で美しい色合いは、当然、科学染料や化学繊維では決して生み出すことは出来ない。その違いは一目瞭然であり、科学だけで色の本質へは近づけないことの証でもある。色の本質を求めるうちに、失われつつある純粋な自然の色を再び私たちの手に取り戻すためには、自然そのものを守ることが、何よりも重要な課題であると、確信してゆく。」
昭子氏の紅露工房には島外からやってきた若い人たちが集い布織りの技術を学んでいる。“自然”から身に纏う布を生み出す両手を持つ石垣昭子氏に映画の世界感についてお話いただき、西表島の自然素材、伝承や歴史などに詳しい金星氏にコメントと三線の演奏をしていただく。

日時:2009年1月17日(土)15:30〜18:30
場所: 池袋キャンパス8号館1F8101教室

主催:立教大学
協力:ライフアンドシェルター社
後援:豊島区・豊島区教育委員会

【登録日】2008.11.21

[学校法人 立教大学ESD研究所]今後のイベント

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【登録日】 2008.11.21

【登録者】立教大学ESD研究センター