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イベント情報講演「野生生物生息環境評価手続きHEP −生態系の復元と評価におけるその適用」

講演「野生生物生息環境評価手続きHEP −生態系の復元と評価におけるその適用」

【カテゴリ】 自然環境 生物多様性

【開催日】2009.11.15

【開催地】熊本県


ご案内  自然保護セミナー
講師:田中 章(たなか あきら)氏 (東京都市大学環境情報学部准教授)
演題:「野生生物生息環境評価手続きHEP −生態系の復元と評価におけるその適用」

日時:11月15日(日) 19時〜
会場:やつしろハーモニーホール

2年後に撤去の予定であった荒瀬ダムは、蒲島知事によって方向転換され存続の方向となりました。財政難が主な理由です。しかし、財政面の検討において、撤去によって回復する自然資源の価値や、それによる経済効果のプラスについては、検証できないとして勘案されていません。しかし、アメリカ等では、環境復元により、野生生物のハビタット(生育・生息環境)がどの程度復元したかを検証する手法が確立され、すでに多くのダム撤去の事例等において活用されています。
その一つにHEP(へっぷ)(Habitat Evaluation Pricedure)(ハビタット評価手続き)があります。これは、ダム撤去に限らず、自然の改変に当たって起こるハビタットの変化を定量的に評価する手法の一つです。
そこで今回、日本におけるHEPの第一人者である田中氏をお招きして、お話をお聞きすることとしました。荒瀬ダムを撤去することにより、球磨川や八代海の生態系にどのような変化が期待されるのか、ハビタットの復元・再生の可能性を科学的に見る視点を、皆さんとともに持ちたいと思います。また、今回お聞きする手法は、ダムに限った手法ではありません。皆さんのフィールドの評価に生かすことができる内容です。会員の皆さんはもちろん、会員以外の方にも声をかけて、多くの方にお集まりいただきたいと思います。皆さんのお越しをお待ちしています。

担当:つる詳子  事業担当:山内・米盛
資料代:500円(予定)

主催:自然観察指導員熊本県連絡会
http://www.geocities.jp/naturenkmt/


〜〜〜〜講師の紹介〜〜〜〜

田中 章、東京都市大学環境情報学部准教授。
○農学博士、マスター・オブ・ランドスケープアーキテクチャー。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、ミシガン大学大学院ランドスケープアーキテクチャー課程修了。
○専門:生態系の復元と評価、環境アセスメント、ランドスケープ計画。
○著書:「HEP入門―〈ハビタット評価手続き〉マニュアル―」(朝倉書店)など。
○委員:環境アセスメント学会常務理事、日本造園学会代議員、同国際委員会委員、CASBEE評価員養成委員会委員、山梨県環境影響評価等技術審議会委員、神奈川県葉山町環境審議会長、JICA環境社会配慮審査会委員。
○「環境影響評価制度におけるミティゲーション手法の国際比較研究」で平成11年度日本造園学会賞を受賞。
○静岡県清水市出身。
○趣味:渓流釣り、園芸。
○研究室URL:http://www.yc.tcu.ac.jp/~tanaka-semi/

【登録日】2009.09.28

登録者情報

【登録日】 2009.09.28

【登録者】白石(日本野鳥の会熊本県支部)

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