一般財団法人環境イノベーション情報機構
木質バイオマスビジネスの実態と問題解決
[テーマ]
木質バイオマスビジネスの実態と問題解決
[講 師]
弁護士法人匠総合法律事務所 弁護士
秋野 卓生 氏
株式会社アルファフォーラム 代表取締役社長
小林 靖尚 氏
[日 時]
2016年6月2日(木) 午後2時〜午後4時30分
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2−6−2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
T. 本セミナーのねらい 〜木質バイオマス事業で発生する現実の課題や悩み〜
【14:00〜14:20】
昨年は、木質バイオマスビジネスを展開する上で想定されるリスクについて解説をしたが、今年は木質バイオマス事業を実践する過程で発生している現実の課題・悩みなど、現実の法的課題を提示し、実務上採用すべきリスク対策について解説を実施したい。講演でご案内する課題は、小さなトラブルかもしれないが、机上の空論より現実に発生している事例を知ることこそ、真のリスク対策となるのである。
U. 木質バイオマス事業の実例 〜あわら三国もりもりバイオマス(環境省・林野庁連携事業) 〜木質バイオマス発電(FIT)事業の課題整理
【14:20〜15:40】
木質バイオマスエネルギー利用事業では燃料調達がカギである。量・質・調達期間・運搬方法など、一口に「木質燃料」といってもその選択肢は多く、適正な燃料調達こそが設備を安定して稼働させる要となっている。
実際に設備導入計画、設置、燃料準備、設備稼働、メンテナンス、地元調整を事業として取り組んできた経験から、課題解決の実際を例にとり解説する。
日本の森林林業の再生を可能とするシナリオも紹介し、バイオマス利用事業の本質を考える。
1.発電事業と熱供給事業、それぞれの特徴と収益概略
2.先行するAustriaの実態と課題
3.原油安で木質バイオマス事業はどうなるか?
地域循環経済の基礎であることは変わらず
4.森林林業の素材生産事業者が木質バイオマス事業も実施する意味
5.数十年放置される広葉樹林や雑木林に価値を与えるには
6.製材所が木質バイオマス事業を推進するメリットとデメリット
7.地元重油・灯油・プロパンガス供給事業者と
木質バイオマスエネルギー事業の関係
8.事業普及時期の設備は単純な構造がいい
9.FITで20年の功罪 → 20年後の設備や仕組みはどうなるのか?
10.LCAの視点からエネルギー利用を再考する
11.質疑応答
V. パネルディスカッション <テーマ>木質バイオマスビジネスの事業トラブルとリスク回避法
【15:50〜16:30】
ファシリテータ:弁護士法人匠総合法律事務所 弁護士 秋野 卓生 氏
ゲスト講師:株式会社アルファフォーラム 代表取締役社長 小林 靖尚 氏
設備導入計画、設置、燃料準備、設備稼働、メンテナンス、地元調整の各過程で生じた悩みやトラブル、課題を小林氏から赤裸々にお話頂き、リスク回避のための契約書や覚書の模範例について、秋野弁護士より解説したい。意外と見えていなかった盲点をお示しし、当該課題解決の書式例を交付し、木質バイオマスビジネス展開を実践しようと考えている事業者に最適な講義としたい。
※第二講座以降は、秋野先生にファシリテートしていただき、都度、リレー形式でご講話をいただきます。
↓↓↓詳細・お申込については下記URLをご覧下さい↓↓↓
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_16171.html
【登録日】2016.04.22