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イベント情報エネルギーマネジメント最前線

エネルギーマネジメント最前線

【カテゴリ】 エネルギー 省エネルギー

【開催日】2019.06.19

【開催地】東京都


【重点講義内容】

T. エネルギーマネジメントの新潮流

株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 部長
環境・エネルギー・資源戦略グループ担当
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏

【13:00〜14:15】

AI/IoT技術の革新、電力システム改革(調整力公募、需給調整市場、容量市場等の各種市場開設)、ERAB(Energy Resource Aggregation Servise)を成長産業として位置づけたい政府方針などの外部環境変化により、いわゆる「エネルギーマネジメント」のあり方が変わり、その収益モデルも多様化しつつある。本セミナーでは、エネルギーマネジメントを取り巻く環境変化を俯瞰しつつ、エネルギーマネジメントにおける新たなビジネスモデル、サービス動向を解説する。

1.エネルギーマネジメントのあり方を変える環境変化
2.エネルギーマネジメントの新潮流
3.想定されるビジネスモデル/ユースケース
4.エネルギーマネジメントの今後の展望
5.質疑応答/名刺交換

U. 大阪ガスのエネマネサービス実現に向けた取り組み 〜VPP、P2Pの実証について〜

大阪ガス株式会社
ガスエンジニアリング部 マネジャー
仲尾 国広(なかお くにひろ) 氏

【14:20〜15:20】

持続可能な社会の構築を目指す社会要請を背景に、お客さま先への燃料電池、太陽光発電、蓄電池設備などの分散型リソースの普及が進展している。当社ではこれらの販売を通じて、環境性、快適性、経済性といった価値をお客さまへ提供してきた。現在はこれらの分散型リソースとIT技術との融合を図り、新たな価値を提供すべく取り組みを行っている。本セミナーでは、分散型リソースを電力系統の需給調整に活用するVPP、将来的に実現の可能性のある電力の個人間(P2P)取引の実証についてご紹介する。

1.エネルギー業界を取り巻く変化
2.大阪ガスのこれまでの取り組みと今後の展望
3.バーチャルパワープラント(VPP)について
4.家庭向け蓄電池を用いたVPP制御の実証
5.電力のP2P取引の動向について
6.電力のP2P取引の実居住環境での実証
7.質疑応答/名刺交換

V. ブロックチェーンを用いた電力のP2P取引の実現性

株式会社電力シェアリング 代表取締役社長
酒井 直樹(さかい なおき) 氏

【15:30〜16:45】

電力セクターにおけるIoT(もののインターネット)化は急速に進み、旧態依然とした電力セクターに創造的破壊がもたらされることが予見される。ブロックチェーンを活用したP2P取引(Disintermediation)によって誰ものがどこでもどのような電力でも自由に取引できるようになる可能性がある。一方で、モビリティの電動化も着々と進み、その電源をRE100で満たしたいというニーズも含めていわゆるV2Xと言われるモビリティのIoT化も相乗的に進み、モビリティと電力業界の垣根も崩れてくる。そのような方向性が日本やアジアの特殊な環境の中でどう進行するのかについて解説する。

1.遅れて日本にやってきた自由化とFITの歪み
2.PostFitの予兆:RE100と非化石市場・家庭用卒FITが持たらす近未来。
  みんな電力、デジタルグリッドなどエッジの効いた新規参入企業の登場
3.ブロックチェーンと電力、特にRE100
4.RE100トレンドの作用と副作用。RE100を超えて。
5.モビリティIoTと電力IoTと蓄電池の融合
6.弊社の環境省委託事業の概要
7.価値取引と電力取引が融合する近未来
8.質疑応答/名刺交換


【講師プロフィール】
段野 孝一郎(だんの こういちろう) 氏
京都大学大学院工学研究科博士前期課程修了(工学修士)。
2007年に株式会社日本総合研究所に入社。環境・エネルギー、資源・水ビジネス、情報通信・ICT分野のクライアント企業に対して、技術戦略およびマーケティング戦略の視点から、事業戦略策定、新規事業開発、事業化支援等のコンサルティングを提供している。
2015年より、ディレクタとして環境・エネルギー・資源戦略グループを統括。
注力テーマは「電力・ガス制度改革」、「新興国の環境・エネルギー市場」、「Post−FIT」、「エネルギー×AI/IoT」

仲尾 国広(なかお くにひろ) 氏
2001年大阪市立大学工学部卒、大阪ガス入社。スマートエネルギーネットワーク・スマートエネルギーハウス等の次世代エネルギーシステムの実証ならびに再開発案件における実装等に従事するとともに、電力小売用発電設備の建設・取引用システム開発・制度関連等、電力事業にも幅広く関与。近年は、VPP・P2P等のエネマネサービスの拡大を推進。

酒井 直樹(さかい なおき) 氏
1987年東京電力入社。主に人事・企画業務等を担当。2000年アジア開発銀行に派遣 上級気候変動専門官 インド太陽光発電市場形成プロジェクトを主導
1987年東京大学経済学部卒、1998年米国Chicago大学MBA 2017年株式会社電力シェアリングを創業 2018年・2019年環境省「ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値創出モデル事業における自家消費される再エネCO2削減価値の地方部等におけるCtoC取引サプライチェーン検討事業」に採択。言論プラットフォームAgora執筆者

【登録日】2019.05.21

登録者情報

【登録日】 2019.05.21

【登録者】新社会システム総合研究所

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