一般財団法人環境イノベーション情報機構
食料環境セミナ「本当にこわかったアスベスト」
テーマ:本当にこわかったアスベスト
日 時:2005年9月28日(水)午前10時30分〜12時
講師:環境監視研究所所長 中地重晴さん
会場:神戸学生青年センター TEL 078-851-2760
(阪急六甲下車徒歩3分、JR六甲道下車徒歩10分)
参加費:600円 ※当日会場でお支払いください。
主催・問合せ先 (財)神戸学生青年センター
〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 TEL 078-851-2760 FAX 078-821-5878
http://www.ksyc.jp e-mail info@ksyc.jp
今になってアスベストの被害があらわになって来ました。すでに多くの人たちがアスベストが原因の悪性中皮腫で亡くなったり、苦しんでいることがわかり、その被害はとどまるところをしりません。しかも直接かかわった労働者だけでなく、労働者の家族、周辺住民、工場敷地内で遊んだ幼児が大人になって発病したなど、その潜伏期間の長さも含め、被害は恐ろしく、かつ深刻です。
日本でも石綿の危険性はすでに30年以上前から問題になっており、75年には石綿の吹き付けが禁止されましたが、これらを扱う事業者はもちろん、政府もその被害に関する危険認識が低く、その後20年以上もの間使用され続けました。私たち一般人も真剣に考えなかったことは大きな禍根です。95年の阪神大震災では高濃度の石綿が飛散しました。
この年になって青石綿、茶石綿の使用が禁止され、その後さらに9年後の04年に白石綿を含めた建材などでの石綿製造が禁止されました。この間、建設現場だけでなく、あらゆるところで使い続けられたことが明らかになってきています。
政府はようやく学校や大型ビルでの石綿使用状況の再調査に乗り出し、また建材業界には在庫販売の禁止を通達しました。しかし、長い放置期間のために、一体どこに、どれだけ使われているかを完全に把握するのは不可能だということですし、また今後どれほどの被害者が出るかもわかりません。
この度、アスベストについての認識をより深めたいと願い、下記のようにセミナーを計画しました。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
【登録日】2005.09.24