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イベント情報JWG「水」の大学 第1回公開講座

JWG「水」の大学 第1回公開講座

【カテゴリ】 水・土壌環境 水質汚濁

【開催日】2006.03.04

【開催地】群馬県


主題:日本の水を考える
■講演者:月尾嘉男氏(東京大学名誉教授)
●講演内容:「生命の水・環境の水」
あらゆる生命にとって淡水は必須の物質である。人間の身体も6割は水分で構成され、その数%が欠乏するだけで生命は危機に直面する。その淡水は潤沢に存在していたが、多数の識者が予見するように、21世紀に戦争が勃発するとすれば、最大の原因は淡水の争奪が原因となるといわれるほどの状態になってきた。日本は島国であり、この問題の枠外に位置しているようであるが、そうではない。淡水と安全は無料と錯覚してきた日本にも様々な問題が内在している。異常気象による渇水と洪水、食糧輸入に関係する仮想淡水の輸入、PFIによる水道事業の民間委託など、長期の視点から検討すべき課題は多数存在している。講演では、このような問題を紹介し、そのための戦略を検討したい。
■講演者:小島昭 氏(群馬工業高等専門学校教授)
●講演内容:「炭素繊維による水の浄化と藻場形成」
湖沼や河川、港湾の水質悪化は、年々進行し浄化技術の開発が強く望まれているが我が国の水環境は悪化の一途をたどっている。水の浄化には、環境に負荷をかけないことが重要であり、強制的な浄化では、経済性や維持管理、生態系の破壊などから実現は困難である。これらを考慮した水質浄化方法に炭素繊維を用いる生物膜法がある。炭素繊維は高い生物親和性により活性な生物膜を形成し、汚濁物質を補修・分解する。また、水中に設置された炭素繊維の周辺には魚類の生息が多く見られるなど、魚類の産卵や稚魚の養育環境である藻場としての機能が高い。水の浄化とともに藻場の形成により漁業資源の増殖にも大きな可能性を秘めた炭素繊維による水質浄化方法の実績と将来を語る。
■日時:平成18年3月4日(土)12:30開場
    13:00〜16:00
■場所:群馬県公社総合ビルホール(大渡庁舎)
    前橋市大渡町1丁目10−7
■定員:300名(申込み先着順)
■受講料:1000円(会員・学生無料)
■申込み:URL:http://npo-jwg.com/colleform.html

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【登録日】2006.02.10

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