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エコライフガイド

日用品のケミカルケア(1)

正しい洗剤利用で安全にキレイにしましょ

家庭用洗剤は、洗濯用、台所用、風呂用など種類が多く、新商品も次々と登場。スーパーの日用品売り場には、すごく多くの洗剤類がありますよね。それぞれの洗剤は、用途、効果によって入っている化学物質も多種多様。間違った使い方をすると大変なことになるこことだってあります。

たとえば、『まぜるな危険』と書いてある洗剤、見たことありますよね。洗って落ちないシミ落としや食器の着色を落とすのに使う塩素系漂白剤には、そんな注意書きが書いてあります。これらの漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムという化学物質で、強い酸化力と殺菌力があるため、広く使われています。

『まぜるな危険』を酸性の洗剤やお酢やクエン酸などの酸性のものと混ぜると、猛毒の塩素ガスを発生します。トイレの洗剤は酸性のものが多いので要注意です。お風呂では塩素系漂白剤でカビ取りを、同時にトイレでは酸性洗剤で掃除を、、、もダメ。使う場所が違っても下水で混ざってしまい、やはり有毒ガスが発生することがありますので注意が必要です。

『まぜるな危険』と書いてある洗剤は、混ぜなければ安全、というわけではありません。使った後に密室で放置すると、空気中の炭酸ガスと反応してやはり塩素ガスが発生します。また、次亜塩素酸ナトリウムのほかに入っている水酸化ナトリウムは、皮膚を刺激し、目に入ると失明の危険もあります。

塩素系漂白剤を使う時はゴム手袋をして、必ず換気扇を回すようにしましょう。万が一、肌についてしまったらしっかり洗い流して。また、健康に注意が必要な物質は、環境にも注意が必要。使った後、塩素系漂白剤を下水に流す時は充分に水に流して薄くしましょう

また、保管場所も重要。財団法人日本中毒情報センターによると、乳幼児が粉末洗剤の箱に手を出し、誤って頭からかぶって吸い込んでしまうという事例に報告されています。直射日光があたらず、高温にならないところ、子どもの手の届かないところにしっかり保管しましょう。

頑固な汚れをおとしてくれる、清潔な生活の味方の洗剤。その特性をよく理解して、きれい、安全、きもちよく!

【コラム】化学物質の危険性はどうすればわかる?

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