以下は各品目のリサイクルに関する一般的な情報です。あなたのまちにおける各品目の排出方法やリサイクル方法などの詳細情報に関しましてはお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。
同じ空き缶でもアルミ缶とスチール缶で処理の仕方が違います。
スチール缶のリサイクル講座も参考にして下さい。
排出方法「ここがポイント!」
ポイント1 アルミ缶とスチール缶に分ける
なぜ? アルミ缶とスチール缶は異なる方法でリサイクルされますので、アルミ缶とスチール缶は分けて排出して下さい。但し、市町村によっては、スチール缶とアルミ缶という区別をせずに「缶」という区分をしていることもありますので、各市町村のルールを守って排出してください。

アルミ缶とスチール缶を一緒に「缶」という区分で回収している市町村では、再資源化施設等でスチール缶は磁石を用い、アルミ缶はうず電流を使って選別してから、各々のリサイクルルートに乗せています。

なお、アルミ缶とスチール缶を分別する場合には、缶に印刷されているリサイクルマークで分けられます。また、磁石を使ってくっつかないのがアルミ缶です。


ポイント2 必須:軽く水で洗ってから水を切って。不純物を混入させないで
なぜ? 不純物が混入していると、悪臭やストックヤードの汚れなど、選別作業を行う際に衛生環境上の問題があるほか、一部の不純物はリサイクル工程で悪影響を及ぼします。軽く水で洗ってからしばらくさかさまにして水をきって下さい。

具体的には、ペットボトルなどの石油製品が混入していると、焙焼工程(再溶解工程の前に缶表面の印刷を除去する工程)で燃焼してしまうため、温度管理が難しくなります。また、エアゾール缶が含まれていると、その中に残っているガスが収集車の中で爆発し、事故が起こることがあります。また、エアゾール容器頭部に使われているスチール、スプリングが再生地金の品質を下げてしまいます。

また、アルミ缶を灰皿代わりに使用した場合、焙焼工程(再溶解工程の前に缶表面の印刷を除去する工程)とで塗料などとともに混入したタバコなどの不純物は除去されるのですが、その前の選別工程において衛生環境上の問題がありますので、避けて下さい。
ポイント3 必須:プルタブは取り外さずに。ボトル缶はキャップをとって
なぜ? 「アルミ缶のタブを集めると車椅子がもらえる」という話が一部で流れていますが、アルミ缶リサイクル協会では、そういう事に一切関係しておりませんし、タブだけを集めるように奨励もしていません。もともとステイオン・タブ缶は、タブの散乱防止のため(環境美化のため)に作られているものです。

アルミ缶は、重量で売買されていますので、タブだけを集めるより、「アルミ缶そのもの」を集めた方が約40倍のリサイクル価値があります。


一方のボトル缶は、缶の中に飲み残しの飲料が入っていないようにキャップを取り外して下さい。飲み残しなどの水分が入ったまま缶を溶かす(再溶解工程参照)と水蒸気爆発のおそれもあります。また、ボトル缶のキャップは本体とアルミの種類が異なるため、再生したアルミの品質が低下してしまいます。さらに、キャップの内貼りのプラスチックの燃焼によって炉が痛んだり、歩留まり低下、廃ガス処理の問題などが生じています。

ポイント4 怪我をしないようにゆっくりつぶして運びやすく!
なぜ? 市町村によっては、運搬効率を高めるために、アルミ缶を小さく潰して、容積を小さくしてから排出して欲しいとする場合があります。足で潰す場合には、怪我をしないようにゆっくりつぶしてください。アルミ缶はやわらかいので、いきおいよくつぶさなくても大丈夫です。また、足で潰す場合には最初はまん中をつぶし、次に両はじをつぶすと簡単です。
 
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回収できるもの、できないもの
豆知識1  いろいろな種類のアルミ容器があるけれど、何を回収するかは市町村によります
  アルミ容器には、飲料のアルミ缶のほか、アルミキャップ、アルミチューブ、エアゾール缶など様々な種類があります。どのアルミ容器を回収するかは、市町村によって異なりますので、詳細はお住まいの市町村に確認して下さい。

なお、アルミ缶リサイクル協会では、市町村に対して以下の分別収集をお願いしています。
 
回収するもの
アルミ缶(プルタブは付けたまま)ボトル形状のアルミ缶(キャップは外して)
アルミ缶と分別することが望ましいもの
  分別が望ましい理由
エアゾール缶 中身が残留しているエアゾール容器は爆発事故につながる危険がある。
頭部に使われているスチール、スプリングが再生地金の品質を下げる。
アルミ製キャップ キャップの内貼りのプラスチックが燃焼によって炉が痛んだり、歩留まり低下、廃ガス処理の問題が生じる。
はく容器(即席なべやきうどん容器等) アルミ缶に比べて極端に薄いため、再溶解の過程(再溶解工程参照)で燃えてしまう。
チューブ 歯磨きチューブなどは内容物の除去が困難。また、回収する場合には、アルミ製以外のキャップ等は取り外した上で排出する。
 
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回収されたアルミ缶はどうなっているの?
豆知識1  アルミ缶は様々なルートで回収されています
  一般家庭から排出されるアルミ缶はおもに以下の3つの方法で回収されています。ご自分の地域での回収方法を確認して排出して下さい。
 
1. 分別収集
多くの市町村ですすめられている廃棄物の再資源化活動です
2. 拠点回収
スーパーマーケットや生活協同組合などが回収ボックスを置いたりして、お店で行っています。
3. 集団回収
自治会、小・中学校、老人会、婦人会などが、ボランティア活動として、資源回収業者と協力しあって行われています。
 
アルミ缶リサイクルのフロー図(平成13年度)を以下に示します。一般家庭から排出されるアルミ缶は自治体による回収がもっとも多くなっています。また、事業所や工場などから発生する事業系のアルミ缶はボトラーや清掃業者に回収されたり、自治体によって回収されたりしています。回収されたこれらのアルミ缶の内、再生利用の困難な品質の悪いアルミ缶は埋立処分されますが、大半は二次合金メーカー等によって再生利用されています。再生利用されるアルミ缶の70%弱は、再びアルミ缶製造の原料となっています。
 
 
備 考
1. アルミ缶再生利用量はアルミ二次合金メーカーアンケート調査の結果であるが、ルート別アルミ缶リサイクル量は当協会の推定である。
2. 自治体ルートのアルミ缶再生利用量(14.3万トン)の内訳は次のとおりと推定される。
自治体の分別収集による再商品化量 13.0万トン (環境省発表と当協会組成調査結果より算出)
不燃ごみ破砕物から回収したシュレッド品 0.6万トン (当協会のアルミニウム合金メーカアンケート調査結果)
分別収集適合物に該当しないアルミ缶 1.9万トン (当協会の推定値)

  (出典)アルミ缶リサイクル協会 HP http://www.alumi-can.or.jp
豆知識2  アルミ缶はCAN TO CANで再びアルミ缶に戻ってくる!
  アルミ缶は、アルミ缶からアルミ缶へ何度でもよみがえらせることができるという大きな長所をもった飲料容器です。今後アルミ缶の需要量の増加が予想されることから、これに対応した再生能力の強化が必要です。また、今後、アルミのユーザーである自動車産業等の海外展開が進むことが予測され、鋳物・ダイカスト用合金の需要増加が望めないことから、アルミ缶を鋳物等の低品位のアルミ製品に再生することなく、アルミ缶からアルミ缶へ再生するCAN TO CANを積極的に進めることが必要です。CAN TO CANが進んでいけば、使用済みアルミ缶がごみとなって行き先がなくなったり、埋め立て地に回されるような事態が回避できます。

CAN TO CAN率は、平成13年度で67.8%(アルミ缶材向け重量 / 再利用した重量、年間15万トン使用) です。ただし、アルミニウム二次地金の相場によって、鋳物用途などの引取価格が高ければ(その用途向けのものが不足して高騰していれば)そちらに流れる可能性もあります。

なお、回収されたアルミ缶を再びアルミ缶にするためには、合金成分を高精度に維持することが必要であり、異物や不純物が混入しているとアルミ缶にリサイクルすることができません。アルミ缶は十分に分別してくださるようお願いします。
 
アルミ缶再生/利用 スクラップ回収 再溶解
缶材 再生地金
  (出典)アルミ缶リサイクル協会 HP http://www.alumi-can.or.jp
  ちなみに、アルミ缶はプルタブのついた缶上部(ふた)と、胴体部分(底と側面)のアルミではアルミの組成が異なります。アルミ缶を再度アルミ缶原料としてリサイクルする場合にはふた部分と胴体部分はともに混合されて缶胴体用の原料になります。なお、ふた部分は常にバージン材料を使っています。
アルミ  ふた部分 Al−Mg合金  Al−Mn−Mg 胴体へ
胴体部分 Al−Mn−Mg合金  リサイクル 
(ステイオン・タブ缶も同様)

なお、缶上部と胴体のアルミ組成が異なるのは、缶に飲み物を詰めてふたをする際、缶上部に力を加えるため、ある程度強度が必要とされるからです。
豆知識3  現状、どれぐらいリサイクルされているの?
  最近10年缶のアルミ缶リサイクル率の推移を以下に示します。リサイクル率は上昇傾向にあり、平成13年度のリサイクル率は82.8%に至っています。CAN TO CAN率は平成13年度で67.8%となっています。ただし、CAN TO CAN率についてはアルミニウム二次地金の相場によって変動し、鋳物用途などの引取価格が高騰すれば、そちらに流れる可能性があります。

なお、ここでリサイクル率、CAN TO CAN率は、以下のものを指します。
リサイクル率 = 再生利用重量 / 消費重量
(注)アルミ缶リサイクル率は、消費されたアルミ缶のうち、アルミ缶スクラップとして回収され、アルミ缶材や自動車部品、精鋼用脱酸素剤等に再生利用されたものの割合のことです。
CAN TO CAN率= 缶材向け重量 / 再利用した重量
(注)CAN TO CAN率は、回収されたアルミ缶スクラップの内、アルミ缶材に再生利用されたものの割合のことです。

 
  (出典)アルミ缶リサイクル協会 HP http://www.alumi-can.or.jp

豆知識4  アルミ缶をリサイクルすることによる効果は?
  2001年度に回収、再生地金とされたアルミ缶234,522トンは、ボーキサイトから新たに地金を作る場合に比べて、29.92×109MJのエネルギーの節約になります。
これは電力量に換算すると46.6億kwhになり、1都4県(東京都 603万世帯、神奈川県 366万世帯、埼玉県 278万世帯、千葉県 251万世帯、栃木県 81万世帯)1,579万世帯の概ね1ヶ月の使用電力に相当します。

  【詳細な情報は…】
アルミ缶リサイクル協会 HP http://www.alumi-can.or.jp
をご参照下さい。
 
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