以下は各品目のリサイクルに関する一般的な情報です。あなたのまちにおける各品目の排出方法やリサイクル方法などの詳細情報に関しましてはお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。
排出方法「ここがポイント!」
ポイント1 たたんで濡れないようにビニールに入れて排出する
なぜ? 回収された繊維のうち、特に衣類については海外で古着として再利用されるのが一般的です。そのため、濡れてしまうと、品質が悪くなって古着として利用できなくなくなってしまいますのでビニールに入れて濡れないようにして下さい。また、水を含んだ繊維は重くなり、運搬が困難になるという問題もあります。

また、箱に入れるとかさばって運搬が非効率になるほか、中身が見えないので繊維以外のものが入っていても解らなくなってしまいますので、かさばらないようにたたんでからビニールに入れることが望ましいと言われています。

ポイント2 付属品(ベルト等)はつけたまま、スーツは上下で!!
なぜ? 回収された繊維のうち、特に衣類については海外で古着として再利用されるのが一般的です。そのため、より喜んでもらえる古着とするためにはなるべく買った時点の状態にしておくことが重要になります。例えば、付属のベルト等ファッション的なものはつけたまま、スーツなど上下セットのものはまとめて出します。また、靴下はバラバラにならないように一方の中にもう片方を入れて出すなどの工夫もあります。

ポイント3 クリーニングは必要ないが、汚れていないものを!
なぜ? 回収された繊維のうち、特に衣類については海外で古着として再利用されるのが一般的です。クリーニングに出す必要はありませんが、あまり汚れていないものを出して下さい。リサイクル可能な汚れの基準は「自分の家のタンスにしまえる程度の汚れ」が目安になります。

また、繊維製品は、品質が良く、再利用(リユース)できるものは古着等として再利用。再利用ができない場合には、素材に戻してリサイクル。それも出来ない程品質が悪い場合には処分されます。できるだけ、処分よりもリサイクル、リサイクルよりも再利用(リユース)ができるように「取れたボタンはつけて出す。」などの気遣いも望まれます。
 
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回収できるもの、できないもの
  一般的に回収できる繊維と回収できない繊維は表のとおりです。
 
○ 回収に出せる物 × 回収に出せない物
殆どの衣類はリサイクルできますが、南の国で多くリユースされるため、夏物衣料、肌着類はリサイクルしやすく、冬物衣料、コート類は難しい傾向にあります。
思わぬリサイクル可能品!
ツバのある帽子(ニット製、制帽は除く)
ハンカチ・スカーフ
ブラジャー、スリップ、ガードルなどの下着類
毛布(ウール製、アクリル製もOK)
シーツ(冬シーツもOK)
レースを含むカーテン(事業系は除く)
シルクの和服、帯
再使用できる皮革衣料品
×泥、油、ペンキなどで汚れたもの
×破れや擦り切れ、穴の空いた物
×靴下の片方の様にセットの崩れた物
×敷布団、掛布団、座布団、枕
×ジュウタン、カーペット
×足拭マット、便座カバー
×使い込んだ雑巾、スリッパ
×ペット用に使った毛布、タオル
×コタツの下敷き、電気毛布
×ビニール雨合羽、雨傘
×会社の制服、ユニホーム
×ベットマット、ベットパット
×ぬいぐるみ、スニーカー
×仕立てくず(裁断くず)

豆知識1  毛布は回収できるのに、布団や電気毛布がだめのはなぜ?
  毛布は災害時緊急用も含めて様々な用途で利用できるため、市場性が高く、回収することができます。

同じ寝具でも布団類は、一般的には回収できません。古繊維製品の主な輸出先である東南アジア諸国の多くは、綿の生産が重要な国内産業となっており、これらの産業を保護するために綿製品の輸入関税を高めるなど、トレードバリア(関税など、貿易に関する障壁)を厳しく設定しています。そのため、古綿布団を輸出することは困難になっています。一方の国内でも、中国などからの安価な輸入布団の大量流入を背景に、布団綿を打ち直して利用することが経済的に不利になっています。このように海外、国内市場ともに狭くなっている布団は、回収が困難になってしまうのです。

また、電気毛布は、需要がないため再利用できず、また、コードなどの異物が混合しているため素材としてのリサイクルもできないため、回収できない品目となっています。じゅうたんは、布団綿と同様にトレードバリアによって輸出することが困難になっていることから、回収できない品目となっています。
豆知識2  こんな回収繊維が大人気!
  回収された繊維のうち、特に衣類については海外で古着として再利用されるのが一般的です。そのため、主な輸出先である東南アジア地域で市場性の高い品目が人気の高い回収品目となります。

海外マーケットでは、「ファッション性」よりも、どれだけ「実用性」を重視しているかが人気のポイントになります。また、東南アジア地域は日本よりも気温が高いため、冬物衣料(コート等)の利用は少なく、夏物衣料の人気が高くなります。

  品目別に見ると、海外マーケットで人気が高いのはTシャツなどの肌着に近いもの。何度も洗濯して使用するため、回収されずに捨てられてしまうことが多いようですが、実は、流行に左右されないことからどの国でも人気があります。但し、寝巻やパジャマ類については、海外ではあまり利用されないため、人気がありません。

また、日本の女性が世界的に見て細い体型をしていることから、サイズが合わずに日本の古着スカートはあまり人気がないようです。また、一部、女性が重要な労働力となっている国では、ズボンが好まれ、スカート需要がないとも言われます。

なお、子供服はフリーサイズで実用性があり、国内外で需要が大きくなっています。

一方、現在和服は国内で人気があります。現在、古和服を利用したパッチワークやリメイクが流行っているおり、国内マーケットでの市場性が高くなっています。
 
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回収された繊維はどうなっているの?
豆知識1  回収された繊維は海外に輸出されたり、素材としてリサイクルされたりしています
  家庭から排出され、回収された繊維類はボロ選別業者に集まり、ここで、中古衣料、ウェス(工業用雑巾)原料、反毛(原料繊維)原料等に選別されます。中古衣料に選別されたものは故繊維貿易商社によって99%以上が輸出されています。ウェス原料はウェス製造業者によってウェスに加工、反毛原料は反毛製造業者によって反毛綿に加工され、フェルト、特紡糸、詰綿等多用な2次用途に使用されます。

一般に品質の良い衣料は中古衣料として海外に輸出され、中古衣料として用いることが難しい品質の繊維がウェス原料や、マテリアルリサイクルとしての反毛原料として用いられてます。

ちなみに、繊維産業から発生する繊維屑は繊維屑回収業者により直接回収され、繊維原料商により集荷され、反毛原料となるのがほとんどです。
 
 
(出所)日本繊維屑輸出組合『故繊維輸出産業の将来ビジョン』平成12年度

豆知識2  どんな国で日本の古繊維は利用されているの?
  現状での日本製古着の海外リユース市場は、シンガポール、マレーシア、パキスタン等のアジア諸国が中心となっています。これは、消費者の体型が日本人に近いこと、および欧米に対しての輸送費上の優位点があること、カントリーリスクが比較的少ない点、人口規模等が理由となっています。

但し、これらの国は日本より気温の高い地域であり、コート等冬物のニーズが少なく、日本人の衣料の発生構成と差が存在します。しかし、寒冷地域のロシアや東欧では価格面ではニーズがあるものの、体型が異なることから市場開拓が困難であり、現在特に冬物衣料の受け皿確保が課題となっています。

なお、中国をはじめ一部の国では、自国の繊維産業を保護する目的から古着の輸入を禁止しており、輸出できる国は限られています。

 
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