プラスチックのごみ
使えなくなった文房具、食料品の容器、袋、使い捨ての食器、シャンプー容器、いらなくなったゲーム・ソフト、ビデオ・テープ… あなたの周りにプラスチックのごみはいろいろあります。
プラスチックは、軽くて強く、さびたり腐ったりせず、色や形も自由に加工ができるすぐれた材質であるため、さまざまなところで利用されており、プラスチックのない暮らしは考えられないほどです。しかし、沢山使われるようになると、使用後にごみとして捨てられる量も多くなり、問題となっています。東京都では燃やせないごみのうちプラスチックは45%にもなります(平成10年度)。
IMAGE プラスチックの種類 IMAGE
石油を原料とするプラスチックには,次のような種類があります。

種類

主な製品
ポリエチレン ポリ袋、洗剤・シャンプー・食品などの容器、バケツ
ポリプロピレン 浴槽、洗面器、容器、水筒、給食器、ロープ
ポリ塩化ビニール 食品ラップ、卵パック、バッグ、農業用フィルム、水道管
ポリスチレン 電化製品キャビネット、発泡スチロール、食品トレイ
ABS樹脂 ボールペン、おもちゃ、電化製品キャビネット、自動車部品
ポリエチレンテレフタレート(PET) ペットボトル、フィルム、ビデオテープ、カセットテープ
IMAGE プラスチックごみのゆくえ IMAGE

廃棄プラスチックのゆくえ(1998年)


プラスチックは種類が多く、それらを混ぜて一まとめでリサイクル処理することができないため再利用率が低く、全体の56%がごみとして捨てられています(1998年)。
ごみとしては、市町村によってプラスチックを「燃やせるごみ」とするか「燃やせないごみ」とするかの扱いが異なります。
あなたのすんでいる地域ではどちらなのか、市町村に問い合わせて下さい。


IMAGE IMAGE
IMAGE

IMAGE

(資料:プラスチック処理促進協会)
IMAGE プラスチックごみの問題点 IMAGE
IMAGE
(1)
IMAGE
プラスチックは発熱量が高いため燃えると高温になり、ごみ発電などには役立っていますが、清掃工場の焼却炉を傷める場合もあり、問題となっています。
(2) ごみ焼却場では人体への有害物質であるダイオキシンの発生が問題となっていますが、その原因の一つの可能性としてプラスチックを燃やすことが指摘されています。中でも塩化ビニール製品がダイオキシン発生源であるとする考え方もあります。
しかし、プラスチックは高温になるため小型の焼却炉では不完全燃焼になりやすいことや、古い焼却炉では必要な排気ガス装置がついてない所もあること、などがダイオキシン発生原因としてわかっており、そのための焼却施設の建て替えや改造が進められています。
(3) プラスチックは腐らないため山や海、川などに落ちたり捨てられたりして散乱ごみとなると、いつまでも消えずに残り大変見苦しいものです。また、海や川に棲む魚や鳥などの生物にも影響を与えます。クラゲを餌にしている魚が海中に漂っているビニール袋を誤って食べてしまったり、捨てられた釣り糸に足がからまって死んでいた鳥などが、見つかっています。
人間の不始末によるごみで、他の生物が犠牲になっているのです。
IMAGE プラスチックごみを捨てる時の注意 IMAGE
このような問題のあるプラスチックのごみは,次のことに注意しましょう。
IMAGE
IMAGE
お店では不必要な包装やポリ袋は断ること、使い捨て容器は使わないことを心がけ、プラスチックごみを減らしましょう。
PETボトル、発泡スチロール・トレイなどリサイクルできるものは、捨てないでリサイクルしましょう。
ごみとして捨てるときは、市町村のルールに従って「燃やせるごみ」または「燃やせないごみ」として正しく分別して下さい。
海や山に行ったときも、ごみ箱に正しく分別して捨てましょう。
資料集にもどる