ドイツでは、9月に総選挙が行われ、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党とが連携する、中道右派連立政権が誕生しました。これまで、キリスト教民主・社会同盟と大連立を組んでいた、中道左派の社会民主党(SPD)は野党に転落。
この政権交代で心配されているのが、環境政策の行方です。例えば、ドイツの脱原発路線は、SPDと
緑の党が連立を組んでいた左派連立政権で打ち出されたものですが、その後のCDU・CSUとSPDの大連立政権でも堅持されていました。しかし、今回発足した、中道右派連立政権では、古くなった既存の原発を廃止するのではなく、利用を延長する方針を打ち出し、波紋を呼んでいます。
新しく環境大臣に就任したレトゲン氏はCDU・CSUの出身。就任演説では、「環境政策は新政権のトレードマーク」と強調して、環境重視の姿勢を打ち出しましたが、さて、今後、環境先進国ドイツの環境政策がどのようになるのか。注視していく必要がありそうです。