Aさん―センセイ、ついにまさかの解散総選挙になっちゃいましたねえ。暑い夏が一層暑くなっちゃいます。
H教授―うん、いままでの常識ではありえないことが起きちゃったねえ。郵政法案が参院で否決されたからといって衆院を解散したというんだから。
Aさん―コイズミさんは信念の人とみるべきなんですか、それとも超ワガママの変人とみるべきなんですか。
H教授―うーん、でもそれはどうでもいいことだ。問題は、従来は党内調整が最優先だった自民党内だけではなく、かなりの国民が現時点では支持しているように見えることだ。それがなにを意味しているかを考えるべきだろうな。
Aさん―センセイの評価は?
H教授―生臭くなるからここでは遠慮しておこう。興味があれば8月11日のボクのブログでもみてくれ。
ただ、こうした手法がまかり通ったということ自体、日本社会のバブル崩壊以降の政治的・経済的な一種の閉塞感と、それへのいらだちを象徴しているんだろうな。そしてそれまで戦後日本の成長を支え続けてきたある種の日本的なるものは死んだということなんじゃないかな。
自民党はもはや昔の自民党じゃなくなった。野党も...。
Aさん―なんだか随分抽象的ですね。ま、これ以上はどうせ編集でカットされちゃうからいいか。
要はコイズミ改革は新たな方向性を打ち出したということですか。