H教授―すっかり寒くなったけど、このひと月、いろんなことが起きた。米国中間選挙で民主党が圧勝したし、イラクは完全な内戦状況に突入。国内に目を向ければ地方自治体首長の不祥事が続出するし、教育基本法の改正だとか防衛庁の省昇格だとかが、あれよあれよという間に決まってしまいそうだ。造反議員の復党問題で自民党は大揺れだし…。
Aさん―(遮って)センセイ、これはあくまで環境行政時評ですから、関係ない床屋政談はダメですよ。読者からのお便りにもあったじゃないですか。
H教授―うーん、環境問題にまったく関係ない事件などない、ムリにでも環境という視点から眺めたり斬ったりするというのがボクのスタンスだけどな。
Aさん―ダメです。読者にはセンセイの欲求不満の捌け口くらいにしか見えないんです。だから、一般世評はせいぜい一つ二つにしてください。
それにしても地方自治体の不祥事が続いていますねえ。福島県知事が逮捕されたかと思ったら、今度は和歌山県知事。間もなく宮崎県知事も逮捕されるかもしれませんね。こんなんで地方分権なんてできるんですか。
H教授―逮捕されたからって、有罪が確定したわけじゃない。それまでの間は“推定無罪”というのが本来の原則だけど、マスコミはそんなことお構いなしだね。どこまでホントかわからない記事を垂れ流している。
Aさん―そりゃあそうかも知れませんけど、「火のないところに煙は立たない」って言いますよ。
H教授―「一犬虚に咆ゆれば萬犬実を伝う」とも言うぜ。
ま、それでも和歌山の木村知事逮捕には驚いた。名うての改革派知事だったからなあ。「緑の雇用」だとか「緑の公共事業」というコトバを流行らせたり、和歌山港下津地区の埋立凍結【1】等、環境派としても目されていたから、残念だねえ。推定無罪の原則は原則として、脇が甘かったことは否めない。
これでまた埋立復活なんてことにならなきゃいいけどねえ。







