環境庁(当時)の職員から大学教授へと華麗な転身を果たしたH教授が、環境にかかわる内外のタイムリーなできごとを、環境行政マンとして過ごしてきた経験に即して解説します。
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第82講「友愛か憂曖か―苦悩する鳩山政権」
第81講「鳩山革命の行方は?」
第80講「政権交代と環境政策」
第79講「新たな政策形成回路創出に向けて―わが国の政権運営の行方は」
第78講『日本政府、「中期目標」決定』
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No. 第81講「鳩山革命の行方は?」
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Issued: 2009.10.13
H教授の環境行政時評(第81講 その4)
シルバーウィークとバカンス革命

Aさん―ところで、9月は5連休がありました。シルバーウィークというそうですね。
でも大学ではその中日の二日間は授業でした。
祝日だというのに、あんまりじゃないですか。アタシャ、さぼりましたけど。

H教授―迷惑な話だよ。セメスターごとに15回の授業をきちんとしろという政府筋のお達しなんだ。わが大学は定期試験を1回とみなし、14回の授業をしようということになったんだけど、秋学期は例年のスケジュールだと学園祭だとかいろいろあって、14回ですら不可能なんだ。
特に月曜の授業は11回くらいがやっと。だから、夏休みを10日間短縮し、多くの祝日も授業するようにしたんだ。
Aさん―センセイ、いつかバカンス革命っておっしゃってたでしょう【19】。祝日に授業だなんて、まるで逆行していますね。
ところで、アタシ、バカンス革命についてアイデアがあるんです。ゴールデンウィークGWとシルバーウィークSWは今みたいに飛び飛びで年ごとのカレンダーで変わるんじゃなく、それぞれちょうど一週間として固定すればどうでしょう。
【19】 バカンス革命
第76講(その2)「バカンス革命?」

H教授―キミ、若い癖に陳腐なアイデアしか浮かばないんだなあ。そんなことすれば、GWとSWはどこに行っても渋滞と混雑、他はガラガラという状況を深刻化させるだけじゃないか。
お盆と年末年始の各一週間は伝統的なものだからともかくとして、GWやSWのあり方は思いっきり考え直した方がいい。

Aさん―(ふくれて)じゃあ、センセイのアイデアは?

H教授―今、祝日は年間14日間ある。つまり2週間だ。

Aさん―それがどうかしたんですか。

H教授―祝日は記念行事をやるだけで、休日とはしないようにする。祝日=休日という既成概念を打破するんだ。ただし祝日数を休日数にカウントするようにする。

Aさん―はあ?

H教授―祝日がトータルで2週間というのをアタマに入れておけよ。
さて、1ヶ月は4週ちょっとだけど、これを4週とすれば年48週になるだろう。一方、都道府県の数は47だ。仮に東京都を区部とそれ以外に分ければ48で同じになる。

Aさん―それがどうかしたんですか?

H教授―まず祝日の数を集めて半分にするとちょうど一週間だ。だから、お盆と年末年始を除いて、くじ引きか何かで何月の第何週かを都道府県ごとの休暇週間と決めればいいんだ。

Aさん―そんな無茶な。

H教授―残った祝日の数を集めるとやはり一週間だ。その一週間は自己選択で義務としての集中休暇、つまり個人の休暇週間とすればいい。
そうすると休暇週間が年に2回あり、それ以外にお盆、年末年始の2週間と、20日間の有給休暇があることになる。
有給休暇は以前も言ったように権利ではなく義務にすると、年に一回超大型休暇をとりたい人は、個人の休暇週間に有給休暇を年末年始かお盆に接続させれば、なんと2週間+20日、つまり一月以上の大型バカンスがとれる。それとは別に、県の休暇週間も一週間ある。
これでも年間の総休日数は変わらないだろう。制度を変えるだけだから、カネもさしてかからない、それでもって観光地の渋滞とか極端なシーズンとオフシーズンの格差は縮小される。こういうのを構造改革というんだ(自画自賛、自己陶酔)。

Aさん―学校なんかはどうするんですか。学生、生徒個人としての休暇週間なんてとれるはずないじゃないですか。

H教授―その場合は個人としてでなく、学校としての休暇週間に代えりゃあいいだけだ。

Aさん―(小さく)あほくさ。「馬鹿んす革命」だわ…。
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(平成21年10月1日執筆 10月5日編集了)
註:本講の見解は環境省およびEICの見解とはまったく関係ありません。また、本講で用いた情報は朝日新聞と「エネルギーと環境」(週刊)に多くを負っています。
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