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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、中国の研究開発センターに主要施設完成、環境技術を現地で普及

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.11.18 【情報源】企業/2013.11.14 発表

 トヨタ自動車の中国の自動車研究開発センター(TMEC)=江蘇省常熱市=に主要施設が完成し、11月14日に披露式典を実施した。同国の最先端要素技術の開発拠点となり、特に現地で環境技術の普及を進める。11月12日には現地企業などと合弁でハイブリッド用の電池を製造する新会社、新中源トヨタエナジーシステムも同市に立ち上げた。
 TMECは2010年11月の設立で2011年4月に業務を始めた。今回、テストコース、評価施設と、環境技術に関して合弁パートナー、部品供給メーカーなどと交流するための「省エネルギー新エネルギー車技術センター」が完成した。披露式典でTMEC社長は「ハイブリッドユニットの国産化を中心とした環境技術の現地化を推進する」と述べた。
 トヨタはTMECを中心に中国でのハイブリッドユニット生産に向けて準備を行っている。式典では、主要コンポーネントを現地調達することや、電池製造会社を設立したことを公表した。中国産のハイブリッドユニットを使用した車両をトヨタの中国合弁会社、一汽トヨタと広汽トヨタで2015年ごろを目標に生産・販売する計画になっている。
 トヨタは現在、2015年ごろに発売する車両への搭載に向け、TMECを中心にハイブリッドユニットの開発に取り組んでいる。電池製造新会社の新中源トヨタエナジーシステムは、TMECが開発しているハイブリッドユニットの主要コンポーネントとなる電池の組み立てを手掛ける。今後施設の建設、設備の導入を行って2015年中の稼動を目指す。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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