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環境ニュース[国内]

丸紅、発電子会社を通じて福島県下郷町に小水力発電所を建設、発電事業を実施

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.07.14 【情報源】企業/2014.07.10 発表

 丸紅は、100%出資する発電子会社の三峰川(みぶがわ)電力を通じて、福島県下郷町に小水力発電所を建設し、発電事業を実施する。同町内を流れる阿賀川水系大沢川の流水を利用し、公有地や民有地に造る。2015年4月に商業運転を始める。2011年3月の東日本大震災後、同町がある南会津郡に初めて設ける小水力発電設備となる。
 新設する小水力発電所「花の郷発電所」は、175kWの発電出力を備える。一般家庭約300世帯の年間消費電力量に当たる約100万kWhの年間発電量を見込む。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて、発電所の完成から20年間売電する。三峰川電力は、小水力発電所運営の経験を生かして地域に根差した事業を行う。
 福島県は、国の東日本大震災復興構想会議がまとめた提言で、再生可能エネルギー先駆けの地にするべき、とされた。この小水力発電事業は、同県での再生可能エネルギー発電設備導入の補助事業に採択されている。下郷町は「町新地域エネルギービジョン」を策定して、再生可能エネルギーの導入可能性を検討し、小水力発電に期待を寄せる。
 花の郷発電所は、長野県伊那市の2カ所、同県茅野市の2カ所、山梨県北杜市の3カ所に続き、三峰川電力の小水力発電設備としては8カ所目だ。これらのほかに、2カ所の中水力発電所を保有する。現在稼働している中・小水力発電所計9カ所で、3万4491kWの発電容量がある。三峰川電力は2020年までに国内30カ所程度で中・小水力発電所の開発を目指す。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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